マイソクとは?差別化するコツと5つの注意点

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マイソクとは?差別化するコツと5つの注意点

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入居付けをスムーズに行うためには、マイソクの内容を充実させるのがポイントです。さらに、他の物件と差別化をすることで、不動産会社や入居希望者に興味を持ってもらえます。

しかし、マイソクの内容をどうしたら良いか分からない大家さんは結構多いです。大半の大家さんが、マイソクの内容をほとんどチェックしていないのが実情になります。

そこでこの記事では、マイソクを差別化するためのコツや注意点を解説します。しっかりとチェックして、他の物件との競争で優位に立ちましょう。

この記事でわかること

  • マイソクに記載する内容
  • マイソクを差別化するコツ
  • マイソクをチェックする際の注意点

マイソクは物件情報が記載された「広告」のこと

マイソクとは、物件情報が記載された資料のことです。名前の由来は「毎日速報センター」の略称からきています。

毎日速報センターは、不動産仲介者のために物件資料(不動産情報記載)を作成して不動産会社に配っていました。また現在は株式会社マイソクとして、不動産図面の作成など、不動産業務の総合支援を行っています。

デザインや作成方法は自由

マイソクの作り方に決まりはなく、自由に作成できます。具体的には以下の内容をマイソクに記載することが多いです。

  • 地図、画像、間取り
  • 物件のアピールポイント
  • 物件の基本情報
  • 仲介手数料の配分

物件の特徴をいかに分かりやすく集約して作成するかが、ポイントになります。どの不動産会社も、デザインや文字の大きさを工夫して作成しています。そのため、様々なマイソクを見て参考にするのもおすすめです。

ただし「宅建業法」や「景品表示法」など、適用される法律もあるため注意しましょう。

主に不動産会社に渡す資料

マイソクは主に、不動産会社に使用してもらうために作成します。なぜなら不動産会社へ問い合わせしてきた入居希望者に紹介するための資料だからです。様々な大家さんや不動産会社が作成したマイソクをストックしているため、その中から自分の物件を紹介してもらえるように工夫する必要があります。

ちなみに、入居希望者に渡す物件仕様は、マイソクを元に作成しているケースが多いです。なおマイソクには作成した不動産会社の社名が記載されているため、入居者候補の方に渡す際には、社名を仲介会社に変えて渡しています。

マイソクに記載する4つの内容

ここでは、マイソクに記載する主な4つの内容について詳しく解説します。   

物件の基本情報

家賃や物件所在地などの基本情報は必ず入れましょう。なぜなら、どのエリアにある物件で、家賃がいくらなのかが一番重要だからです。具体的には、以下のようなを盛り込みます。

  • 物件種類
  • 最寄り駅
  • 間取り
  • 家賃
  • 敷金礼金の有無
  • 所在地
  • 駅やバス停の名称や距離
  • 建物名や構造
  • 建物面積
  • 築年数
  • 契約期間
  • 設備状況(オートロックやインターネット無料など)

すべての情報を網羅して記載するのがおすすめですが、情報が多すぎて見にくい資料にならない工夫が必要です。例えばアピールしたいポイントを太文字で記載するなどして目立たせましょう。

物件のアピール情報

紹介する物件の魅力やアピールしたいポイントを記載します。他の物件と差別化するために重要な情報になるため、工夫が必要です。例えば、以下のように記載すれば目につきやすいでしょう。

  • 「駅から3分の立地に希少な1LDKの新築マンションが登場!」
  • 「小学校まで徒歩10分以内!お子様の通学も安心です!」
  • 「目の前に大学病院があるので安心です!」

単身用やファミリー用などのターゲットに合わせて、アピール内容を作成するのがおすすめです。

間取りや写真、地図などの図面

目立つマイソクにするためには、文字だけでは差別化できません。間取りや物件の写真、地図を目立つように作成し、一目でどんな物件か分かるようにしましょう。

  • 間取り図には部屋ごとの畳数を入れる
  • 写真は室内、水回り、外観などきれいなものを選ぶ
  • 地図には最寄り駅などを入れて分かりやすくする

不動産会社に情報を分かりやすく伝えるためには、一目で分かる情報を入れるべきです。そのため間取り図には、部屋の畳数や部屋の種類(洋室・和室・収納など)などを大きめの文字でいれましょう。

また、写真が暗く見にくいものは避けて、明るく画質が良いものがおすすめです。さらに、地図は物件の場所が分かりやすいよう最寄り駅や目立つ施設を入れ込みましょう。

不動産会社の連絡先

マイソクの下の帯には、不動産会社の情報を記載します。

  • 不動産会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 仲介手数料配分
  • 広告料の有無

さらに、空室確認・案内に必要な鍵の所在・紹介物件をインターネットへの掲載が可能かどうかなどを記載します。なぜなら、これらの内容を紹介元に問い合わせるのが、意外と面倒だからです。ちょっとした気遣いで、紹介数の上昇に影響するため覚えておきましょう。

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マイソクを差別化するためのコツ3選

他の物件とは一味違うマイソクを作り、紹介を増やすためには3つのコツが必要です。ここでは、マイソクを差別化するための3つのコツを解説します。

写真や図面を目立たせる

マイソクは全体のバランスを整えて、できるだけインパクトのあるものにしましょう。目につきやすいだけではなく、すぐにどんな物件なのかが分かるからです。

特に近年ではポータルサイトでの物件探しが主流になっているため、パソコンやスマホを利用する方が多いと言えます。文字が多すぎてしまうと、物件情報を見られないか印象にのこらない状態になり、もったいないです。

「この物件を紹介したい」と思われるように、できるだけ写真や図面を目立たせましょう。

文字は分かりやすくシンプルにする

マイソクの文字にも、インパクトが必要です。写真や図面を多くすると、文字が目立ちにくいのが現実です。そのため「どのエリアの物件なのか」「最寄り駅はどこなのか」「間取りや家賃はいくらなのか」などの、詳しく知りたい情報が分かりづらくなります。

不動産会社が顧客に紹介しやすいように、最低限必要な情報を大きめにしてその他の情報はシンプルにまとめるなどの工夫が必要です。

太文字や大きめの文字にする内容・家賃
・最寄り駅
・間取りタイプ
・賃料
・敷金礼金の有無
シンプルにまとめる内容・所在地
・建物構造
・面積
・築年数
・設備状況

マイソクの文字は、分かりやすくシンプルにしたほうが、インパクトのある資料になると言えます。

全体のバランスを考える

写真が目立ち、文字がシンプルでも全体の「バランス」が悪ければ意味がありません。例えば、バランスが悪いマイソクの特徴として次のようなものがあります。

  • 無駄な余白がある
  • 文字の書体が異なる
  • 数字が大文字や小文字になっている
  • 行間隔が近すぎて見にくい

マイソクは無駄なく隅々まで活用するのがおすすめです。余白ができるのであれば「文字を大きめにする」「写真や間取り図、地図を追加で入れる」などまんべんなく使用しましょう。また、文字書体や数字が統一していないのも見栄えが悪くなります。

明朝体とゴシック体が混合している10階建ての1LDKマンション
大文字と小文字が混合している10階建ての1LDKマンション

全体のバランスを考えた作り方で、魅力的なマイソクを作りましょう。 

マイソクが法律に違反していないかをチェックしよう

自由に作成できるマイソクですが、法律が適用されるケースがあるため注意が必要になります。具体的には、以下の2つの法律が違反しやすいポイントです。

  • 宅地建物取引業
  • 景品表示法

違反していないか確認する内容は、以下の通りです。

宅地建物取引業法・取引態様を記載しているか
・虚偽(うそ)や誇大(おおげさ)広告になっていないか
景品表示法・禁止されている用語を使用していないか
・記載事項の表示が正しいか

宅地建物取引業法で確認する内容

マイソクには取引態様を明示する義務があります。取引対応とは「不動産会社の立場」のことです。

  • 貸主・・・不動産会社自らが物件を貸す
  • 媒介・・・貸主と借主の間に立ち取引を成立させる
  • 代理・・・貸主の代わりに物件を貸す

どの立場で取引を行うのかを明示しなくてはいけません。

さらに、物件内容に虚偽の内容や、大げさな内容を記載するのも法律違反です。例えば、以下のような事例があてはまります。

  • 他の入居者が一度入居した物件なのに「新築」と表示して貸し出した
  • 最寄り駅から徒歩10分の距離を3分と表示した
  • 他にも同じ築年数の物件があるのに「このエリアにしかない物件」などと記載した

不動産会社や大家さんが作成したマイソクに、虚偽や誇大表現がないかもう一度確認してみてください。

景品表示法で確認する内容

禁止されている用語を使用すると、景品表示法に違反する恐れがあります。例えば、以下のような用語の使用は禁止されています。

  • 完全
  • 絶対
  • 日本一
  • 日本初
  • このエリアだけ
  • 特選
  • 厳選
  • 最高
  • 最高級
  • 激安
  • 格安
  • 完売

これらの用語を使用する際には、根拠を示す資料が必要です。

さらに、以下の内容を適切に表示する必要があります。

  • 取引態様
  • 物件所在地
  • 最寄り駅やバス停までの距離や時間
  • 部屋の面積
  • 土地の地目(宅地)や建物の種類(居室)などの形質
  • 物件の写真
  • 水道などの設備
  • 小学校や商業施設までの距離など
  • 賃料
  • 管理費や共益費など

マイソクは不動産会社が作成するのが一般的です。しかし、上記のような法律の細かい内容を知らない不動産会社も多いため、大家さん自身でマイソクの内容を確認するようにしましょう。確認して指摘できれば、他物件との競争で優位に立てるでしょう。

まとめ

マイソクは、物件情報をアピールできる重要な資料です。不動産会社の目に留まり、紹介をたくさんしてもらえるようなマイソクを作成しましょう。

大家さん自身がマイソクの見方を理解することで、魅力のある物件情報を不動産会社に提供できるため、安定した不動産投資に繋がります。この記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

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増澤 貞昌

増澤 貞昌

不動産投資家 宅地建物取引士 令和3年行政書士試験合格

新卒で株式会社リクルートに入社したのち、20代のうちに起業する。
2014年株式会社鎌倉新書取締役に就任、同社はマザーズに上場(現在はプライム市場)。
リーマンショック後に個人で不動産投資を始める。地方築古、区分マンション、民泊運営、中古RC、新築RCなどの投資を経験。
自身のITスキルを活かして、情報収集ツールや物件の収益分析ツールを自作し、最小の労力で最良の意思決定をすることを強みにしている。
京都大学農学部卒業。

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