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耐震等級とは、住宅や建物がどれだけ地震に強いかを示す指標です。
等級には1から3までの3段階があり、数字が大きいほど耐震性能が高く、震災時の倒壊リスクを抑える設計になっています。
まずは、耐震等級の決まり方と各等級の違いについて詳しく見ていきましょう。
耐震等級は建物の重さや構造全体のバランスをもとに決定される仕組みで、評価対象となる主な要素は以下の通りです。
等級が高くなるほどこれらの要件が厳しくなり、設計にも制限が出やすいという特徴があります。
特に、間取りの自由度や大開口・吹き抜けの導入には慎重な設計判断が求められます。
耐震等級は、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づき、住宅の性能表示制度の一部として導入されました。
これにより、住宅の耐震性能が「等級」という形で数値化され、比較・評価を行いやすくなりました。
品確法では、構造の安定に関する評価項目の1つとして耐震等級が設定されており、購入者や入居者が建物の耐震性能を客観的に判断できる仕組みとなっています。

なお建築基準法では「震度6強〜7程度の地震で倒壊しないこと」と定められているため、等級1であっても最低限の安全は確保されています。
ただし、繰り返しの地震や長期的な居住継続性まで考慮するなら、等級2以上の方が望ましいと言えるでしょう。
続いて、“耐震等級3”の重要性と耐震性能以外のメリットについて詳しく見ていきましょう。

2016年の熊本地震では、28時間以内に2度も震度7クラスの揺れが発生しました。
このような「繰り返し地震」では、建物に想定以上の負担がかかります。
実際、耐震等級1の住宅は最初の揺れにこそ耐えたものの、その後は住み続けられないほどのダメージを受けたというケースが数多く報告されました。
一方、耐震等級3の住宅は2度目の揺れの後も「倒壊・大破ゼロ」という実績を残し、居住継続が可能なレベルの耐久性を示しました。
このような高い耐震性能の実現に欠かせないのが、「耐力壁」や「筋交(すじかい)」といった耐震部材です。
耐震等級3の住宅にはこうした耐震部材が大量に使われている他、柱や梁を太くしたり、建物全体の構造バランスを強化したりするなどの工夫が行われています。
たとえば一般的な木造住宅の場合、耐震等級1と耐震等級3では以下のような違いが出てきます。

2. 耐震性だけじゃない、経済的メリットも
耐震等級3の住宅は「地震に強い」という安心感に加え、経済的な恩恵が大きいのも特徴の1つです。
具体的なメリットとしては以下のような点が挙げられます。
地震保険は耐震性能に応じて保険料が割引される仕組みとなっており、耐震等級3を取得している住宅であれば、最も高い50%の割引率が認められることもあります。
また保険期間が長くなるほど割引による差が大きくなるため、長期的に見ると保険料の節約につながると言えるでしょう。
一部の金融機関では、耐震等級3や長期優良住宅といった性能評価を取得している住宅に対し、住宅ローンの金利優遇を設けているケースがあります。
これにより、住宅ローンの総返済額が数十万円単位で変わることもあります。
耐震等級3の住宅は「高性能住宅」としての評価が明確であるため、将来的な売却時にも有利です。
特に中古住宅市場では、構造面での安心感が購入の決め手になることが多く、他の住宅よりも高値で売れる傾向にあります。
このように、耐震等級3は安心・安全だけでなく、資産形成や経済的な安定にも直結する指標です。
初期コストはかかるものの、長期的なリターンで見れば十分に元が取れる選択肢だと言えるでしょう。
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「木造住宅で耐震等級3を取得するのは難しいのでは?」と思われがちですが、技術的には十分可能です。
ただし構造や設計の自由度、費用面での調整が必要になるため、“誰でも簡単に”とはいきません。
取得にあたって立ちはだかる主なハードルは以下の3点です。
耐震等級3を取得するには、建物の耐震性を確保するうえで構造設計に厳格な条件が求められます。
そのため、デザイン性と耐震性の両立には高い専門性が求められ、設計段階からの密な打ち合わせが必要です。
耐震等級3を取得する際には、約80〜180万円程度の追加コストが発生するのが一般的です。
初期費用としては高く感じるかもしれませんが、地震保険の割引・資産価値の維持・ローン金利優遇などで中長期的には回収可能な投資と言えるでしょう。
耐震等級3を取得するには、構造計算や設計内容の審査をクリアしなければならず、通常の建築に比べて工期が1〜2か月程度延びる可能性があります。
そのため、「耐震等級3を取りたい」と考える場合は、着工前の早い段階から計画に組み込むことが必須です。
あとから等級3仕様に切り替えるのは現実的ではありません。

耐震等級3は、マイホームとしての安心感だけでなく、賃貸経営や不動産投資の視点から見ても非常に有利なスペックです。
特に地震リスクの高い日本において、建物の「耐震性」は入居者・金融機関・投資家にとっての重要な評価基準となっています。
ここからは、投資物件としての“耐震等級3”の魅力・メリットについて詳しく見ていきましょう。
耐震等級3の建物は、震度7クラスの地震に対しても高い安全性を誇ります。
そのため「安全な家に住みたい」というニーズに強く応えることができ、以下のような効果を期待できます。
賃貸物件において建物が被災・損壊すると、修繕完了までの間は家賃収入を得られないという状況になりかねません。
耐震等級3を取得しておけば、そのリスクを最小限に抑えることができ、投資としての安定性が向上します。
また地震保険に加入していても、建物の「損害認定」が下りない限り保険金を受け取ることができません。
耐震等級3の住宅であればそもそもの損壊リスクが低いため、保険に頼らない投資戦略を組めるというメリットもあります。
金融機関では、物件の耐震性を重視して物件評価(担保価値)を判断するため、耐震等級3を取得している住宅は以下のような恩恵を受けられる可能性が高まります。
特にアパートローンや不動産投資ローンでは、耐震等級が明確なメリットとして作用することも多いため、融資戦略上の強みになると言えるでしょう。
耐震等級3の認定がある物件は、中古市場でも「高性能住宅」として再評価されやすく、資産価値が落ちにくいのが特徴です。
つまり、出口戦略(売却)を考えた際にも、耐震等級3は優位に働くというわけです。
設計・費用・工期の面では手間がかかるものの、木造住宅でも耐震等級3は取得可能です。
耐震等級3の住宅は地震への安心感や資産価値、保険・金融面での優遇など多くのメリットがあります。家族の安全を守る住まいづくりや、投資としての資産価値を重視するなら、耐震等級3の取得は十分に検討する価値がある選択肢です。
不動産投資の物件選びでお悩みの場合は、“耐震等級3”を1つの指標にしてみると良いでしょう。
新卒で株式会社リクルートに入社したのち、20代のうちに起業する。
2014年株式会社鎌倉新書取締役に就任、同社はマザーズに上場(現在はプライム市場)。
リーマンショック後に個人で不動産投資を始める。地方築古、区分マンション、民泊運営、中古RC、新築RCなどの投資を経験。
自身のITスキルを活かして、情報収集ツールや物件の収益分析ツールを自作し、最小の労力で最良の意思決定をすることを強みにしている。
京都大学農学部卒業。
7億件の不動産ビッグデータから、投資勝率をAIがスコアで可視化。投資判断で欠かせない重要指標だけでなく、立地の将来人口予測、地価上昇、賃料動向も瞬時にグラフ化します。物件購入時の見えないリスクを教えてくれます。
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